映画『TOKYOタクシー』舞台あいさつに登壇した(左から)木村拓哉、倍賞千恵子、山田洋次監督 (C)ORICON NewS inc.
俳優・倍賞千恵子、木村拓哉、山田洋次監督が12日、大阪市内で行われた映画『TOKYOタクシー』(11月21日公開)舞台あいさつに登壇。木村が、倍賞に熱いハグで感謝を伝えた。
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大阪駅直結の「大阪ステーションシティシネマ」のスクリーン1が満席、約500人が駆けつけた。試写後の興奮さめやらぬなか、木村が倍賞、山田監督をエスコートして現れると、大きな拍手が送られた。
きょう13日は、木村の53歳の誕生日。ステージには特製のケーキが登場し、倍賞が「ハッピバースデー」をアカペラで披露し祝福。山田監督、大阪のファン約500人も加わり、大合唱。94歳の山田監督、84歳の倍賞からのすてきなプレゼントに、木村は深々とお辞儀で感謝し、倍賞とは抱擁を交わした。
倍賞と木村は、宮崎駿監督(※崎=たつさき)のアニメーション映画『ハウルの動く城』(2004年公開)で共演した縁がある。今回は、山田監督の実写作品で21年ぶりに顔を合わせ、息ぴったり。
舞台あいさつ後には、通天閣前の「通天閣本通商店会」のイベントにも登場。木村が運転するタクシーの助手席に倍賞が座り、まるで映画さながら「OSAKAタクシー」の光景が広がった。
同作は、フランスで初登場新作1位を獲得、2022年に日本でも公開されヒットしたフランス映画『パリタクシー』が原作。昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市・東京を舞台に、人生の喜びを謳いあげる、感動のヒューマンドラマ。
毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々とのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼。東京のさまざまな場所をめぐりながら、たった1日の旅が、やがて2人の心と人生を大きく動かすことになる。