元気と笑顔で鹿児島発信 「あいさつなど一つ一つの積み重ねを100回以上する」

ご当地アイドル サザンクロス
 2020/10/22 04:30
 華やかな衣装を身にまとった4人が飛び跳ねながら歌った。鹿児島市の天文館公園であった「天文館九月灯」。2日の出演は新型コロナウイルス禍による約半年間の活動自粛を経て開かれた久しぶりのステージとなった。「一緒に踊ってね」の声にファンのボルテージは最高潮に達した。
サザンクロスのメンバー。右から夢野ひかり、佐倉しおり、及川真依、三上メイサ=鹿児島市の御楼門前
サザンクロスのメンバー。右から夢野ひかり、佐倉しおり、及川真依、三上メイサ=鹿児島市の御楼門前

 ご当地アイドルグループ「S☆UTHERN CROSS(サザンクロス)」。各メンバーに鹿児島をPRする専門分野が割り振られているのがユニークだ。農畜産業は佐倉しおり(しーちゃん)、観光スポットは及川真依(まいきゅん)、特産品は夢野ひかり(ぴかりん)、水産業は三上メイサ(メイ)が担当する。3月末のライブ以後、活動は制限されたが、メンバーは会員制交流サイト(SNS)にダンスや近況を投稿しファンとの交流やPRを続けた。

 2011年4月に県内在住の学生や社会人で結成した。メンバーは変遷し、14人いた1期生はしーちゃんだけに。10年目を迎え「存在感のあるアイドルが目標」と気合を入れる。「元々は人見知りだったがステージに立つのが楽しくなった。キャラは皆違うが一緒にパワーを出し大きく変わりたい」と力を込める。

 2期生のうち唯一残ったまいきゅんは、ステージに立つ1期生に魅了された一人。ライブ後にメンバーと握手していたとき声を掛けられた。「アイドルは地道な活動が基本。あいさつや勉強など一つ一つの積み重ねを100回以上する」。活動できなかった時期には、野球や韓国語の勉強をし“コロナ後”に備えた。

 ぴかりんは地元枕崎市の祭り「きばらん海」でステージに立ち鹿児島を一生懸命PRする姿に共感し、オーディションを受けた。「『鹿児島といえばサザンクロスだよね』と言われるようになりたい」

 7期生のメイは高校の先輩でもある現メンバー2人からスカウトされた。「ご当地アイドルとして地元をPRする使命がある。普通のアイドルでは味わえない経験」と説明。「歌もダンスも鹿児島発信もできるアイドルとして誇りを持って活動していきたい」と熱く語った。

天文館九月灯でステージに立つサザンクロス=2日夜、鹿児島市の天文館公園
天文館九月灯でステージに立つサザンクロス=2日夜、鹿児島市の天文館公園
 18年にご当地アイドル日本一を決める「U.M.Uアワード決勝大会」で優勝。19年には県の「かごしまPR大使」にも任命された。研修生時代から鹿児島検定を受検するなど勉強を欠かさない。

 鹿児島国体に向け用意した応援ソング「READY TO GO」は発表が延び、12月6日開催の9周年ライブで初披露される。4人は「鹿児島にはいいところがたくさんある。これからも鹿児島に元気と笑顔を精いっぱい届けます」とまぶしい笑顔を見せた。

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 サザンクロス 2011年4月結成。「かごしまPR大使」「指宿市スポーツ・文化交流大使」などを務める。新曲リリースと9周年ライブに向け、クラウドファンディングを11月29日まで行っている。