( 12/20 付 )

 サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFCはきょう、鹿児島市の白波スタジアムで秋田と対戦する。J2昇格はかなわなかったが、今季最終戦では意地を見せてくれるに違いない。

 ホームタウンでのゲームの魅力は選手とファンが一体となれることだろう。地元チームの活躍は地域に活気をもたらしてくれる。見る人を熱くするスポーツにはそんな力もある。

 同じような光景が来月から大隅でも見られそうだ。女子ソフトボールの日本リーグ3部に県内では初めて、鹿屋市の森産業グループの「MORI ALL WAVE KANOYA」が参戦する。

 輝北という小さな町のグラウンドが拠点になる。日本代表経験のある神村学園高卒の選手ら14人は会社の寮に住み込み、働きながら競技を続ける。選手による教室やファンイベントも計画するという。県内ではソフトボール人気が根強いだけに、トップ選手との触れ合いを楽しみに待つ子どもは多いだろう。

 業績悪化を理由にスポーツから撤退する企業は少なくない。選手にとって仕事と競技を両立できるのは、願ってもない環境だ。日置市出身の中野花菜投手は「将来は1部リーグで勝ち残れるチームにしたい」と話す。力強い言葉に期待が膨らむ。

 輝北はこれまで何度も「星空日本一」に選ばれてきた。今度は、女子ソフトの“新星”がホームタウンを明るく照らしてくれるはずだ。