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 例えばハンガー。木製は一般ごみの袋、金属は資源ごみのコンテナかご、プラスチックは資源ごみの袋で出す。大崎町の「ごみ分別の手引き」は実に懇切丁寧で、取り上げた廃棄物は27品目1179種類に上る。

 2019年度の自治体別一般廃棄物リサイクル率で1位になった。前年度は2位で12年続いた日本一が途絶えたが、1年で返り咲いた。全国平均の19.6%に対して82.6%。ごみの8割以上が資源として回収されたことになる。

 20年ほど前、町の埋め立て処分場が数年後にもあふれそうになって、できるだけ長持ちさせようとごみ減量に取り組んだ。「混ぜればごみ、分ければ資源」を合言葉に、分別方法などを徹底的に見直した。

 処分場はまだ35~45年は持ちそうだと言うから、減量の効果がいかに大きいかが分かる。自治会が主体となって回収し、役場と企業が連携して再資源化を進めるやり方は「大崎方式」として知られ、国内外から研修や視察が絶えない。

 町はいま、わが町の資源循環型のまちづくりを「世界標準に」と発信に努める。実績への自負だろう、壮大な訴えが頼もしい。大崎が「持続可能な社会」の代名詞となる日も夢ではあるまい。

 きょうは「アースデー」。かけがえのない地球の環境について考える日である。大崎町の取り組みは地道な努力の大事さを教えてくれる。さて、自分は何から始めよう。