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 先日の本紙「子供のうた」に<暑い部屋/熱いそうめん/厚い課題帳/アツいオリンピック/アツい甲子園>とあった。胸があつく高鳴る日々を過ごせただろうか。夏休みも残り6日となった。

 友達との再会が待ち遠しい一方で、宿題に追われている子どももいるかもしれない。新型コロナウイルスの感染状況をにらんで夏休みを延長する動きがある。安全に新学期を送れるのかも気になる。

 感染力の強いデルタ株の拡大に伴って10代の感染者が急増している。甲子園の高校野球では選手が陽性となり、試合を辞退するチームが出た。子どもは感染しにくいとされてきたが、親としてはこれまで以上に子どもの感染対策に目配りする必要がある。

 心配なのは、12歳未満がワクチン接種の対象になっていないことだ。このまま新学期が始まれば、学校で子どもから子どもへ感染し、家庭で子から親へ広がりかねない。夏休み明けの感染爆発を避けるには休校も有効な判断かもしれない。

 政府は全国一斉の休校要請はしない。昨年2月の安倍政権の唐突な休校要請が批判を浴びたことに懲りたのか。きめ細かな対策は地元の判断を尊重すべきだろう。ならば、国は学校を支える体制を万全にしてほしい。

 2学期は運動会や文化祭、修学旅行など楽しみな行事が多い。子どもの学びと安全を守りながら、学校生活を充実させる手だてが急がれる。