
( 12/8 付 )
子どもの無垢(むく)な言葉に、はっとさせられることがある。<こわいをしって、へいわがわかった>。6月の沖縄全戦没者追悼式で、地元の小学2年徳元穂菜(ほのな)さんが朗読した詩がそうだった。
反戦画家の丸木位里(いり)・俊(とし)夫妻の大作「沖縄戦の図」を家族で見たことが詩作のきっかけという。国内唯一の地上戦となった沖縄戦体験者の証言を基に、戦場を逃げ惑う住民や集団自決などの惨状が描かれる。
宜野湾市の佐喜眞美術館に展示される絵は構図といい色調といい、おどろおどろしい。前に立つと死者の魂が語りかけてきそうだ。徳元さんは怖くなって母親に体を寄せ、伝わってくるぬくもりに安心感を覚えた。<これがへいわなのかな>と。
美術館を一歩外に出れば、米軍のフェンスが張り巡らされている。沖縄だけではない。基地や訓練のある風景は鹿児島でもじわりと広がる。遠くなったはずの「戦争」の2文字を意識し始めた人は少なくあるまい。
詩はこう続く。<せんそうがこわいから/へいわをつかみたい/ずっとポケットにいれてもっておく/ぜったいおとさないように/なくさないように/わすれないように>。
昨今の情勢を踏まえれば防衛力強化は避けられないとしても、平和を維持していく手段は装備だけではなかろう。きょうは日米開戦の日。81年前の苦い歴史をかみしめ、ポケットにほころびがないかも確かめたい。
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- 「命を守る」を信条に、58年の短い生涯を駆け抜けた政治家がいる。旧民主... (8/4 付)
- 1985年に発売されたサザンオールスターズのアルバムに「吉田拓郎の唄」... (8/3 付)
- ゴルフ用語は鳥にまつわるものが多い。各ホールで規定打数より1打少なく上... (8/2 付)
- 夜のとばりが下りると、岐阜市の長良川を渡る風が心地いい。花火を合図に鵜... (8/1 付)
- 「いぶたまだ」。白と黒の車体がホームに入ってくると待ち構えた約130人... (7/31 付)
- 「鹿児島県人は全国一の褒め上手」なのだという。ロート製薬が実施した都道... (7/30 付)
- 「腕を前から上にあげて大きく背伸びの運動」-。鹿児島市の城山展望台では... (7/29 付)
- うなぎ屋の隣に引っ越し、かば焼きの匂いでご飯を食べる。匂いの「かぎ賃」... (7/28 付)
- <閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉(せみ)の声>。俳人・松尾芭蕉は旅の途... (7/27 付)
- 先週、鹿児島市の白波スタジアムであったサッカーJ3鹿児島ユナイテッドの... (7/26 付)
- 「みなさんを応援するエール球で押せるピッチャー」。会見で目指す選手像を... (7/24 付)
- 通常は首都東京で執り行われる国葬が、一度だけ鹿児島市で実施されたことが... (7/23 付)
- ウクライナの首都キーウにある国立音楽大学は、正式名称を「チャイコフスキ... (7/22 付)
- 英語の「スター」を辞書で引けば、厳密には恒星を指すとある。太陽光を反射... (7/21 付)
- 「おいしいお菓子を怖い顔して食べる人はおらんでしょう」。以前放送のNH... (7/20 付)
- 詩人の金子みすゞが残した「明日(あした)」はいろいろと想像が膨らむ作品... (7/19 付)
- 本紙連載小説「パシヨン」の著者川越宗一さんが直木賞に輝いた「熱源」に、... (7/18 付)
- 世界で使われる日本語がある。「すし(sushi)」や「うまみ(umam... (7/17 付)
- 空に虹が出ているのに気付くと、人に教えたくなる。雨ですっきりしなかった... (7/16 付)
- 芥川賞候補に3回なりながら受賞には至らなかった鹿児島ゆかりの女性作家が... (7/15 付)
- 夏の甲子園を目指す高校球児たちの熱戦が続いている。先週末、鹿児島市の鴨... (7/14 付)
- 「僕は山下さんが嫌い」。農村社会学が専門の熊本大学名誉教授、徳野貞雄さ... (7/13 付)
- この時季に店先で見かけるホオズキは、春から初夏にかけてかわいい花を咲か... (7/12 付)
- ジョンソン英首相が先週、辞意を表明した。新型コロナウイルス流行下でのパ... (7/11 付)
- 「みんなでぜひ選挙に参加して、世の中をもっとよくするために1票を活用し... (7/10 付)
- 1939年の英国議会。ヒトラーとの宥和(ゆうわ)政策を進めるチェンバレ... (7/9 付)
- 幻想的な光景に目を奪われた。淡い青に光りながらごうごうと落ちていく水、... (7/8 付)
- 鹿児島で3年ぶりに六月灯が再開した記事が誘い水になった。東京の夏の風物... (7/7 付)
- ある知人の話。郷里の老父母に、従来型携帯電話からスマートフォンに買い替... (7/6 付)
- スーパーのレジに行くと、先客が小銭を出すのに手間取り、さらに店員に向か... (7/5 付)
- 人生はどう転ぶか分からない。薩摩焼の陶芸家・荒木幹二郎さんは戦後、中国... (7/4 付)
- いよいよ山が動く。福岡の夏を代表する祭り「博多祇園山笠」だ。新型コロナ... (7/3 付)
- 「なし崩し」は漢字で「済し崩し」と書く。本来は借金を少しずつ返済するこ... (7/2 付)
- 鹿児島実業高校が春の選抜野球大会で県勢として初優勝した1996年4月、... (7/1 付)
- サラリーマン川柳にこんな句を見つけた。<家飲みであふれる缶に妻カンカン... (6/30 付)
- ウクライナの現状に心を寄せる本紙「子供のうた」の一編が胸に迫る。<未来... (6/29 付)
- 作家の林芙美子が亡くなったのは47歳だった。戦争が終わり執筆活動が自由... (6/28 付)
- 人に任せず自ら面倒をみることを手塩にかけて育てるという。手塩とは調味料... (6/27 付)
- 「セク」「モラ」「マタ」「アカ」…。これらに続く共通の言葉は何か。「パ... (6/26 付)
- 鹿屋市のプラッセだいわ鹿屋店といえば、水色のダウンジャケットを思い出す... (6/25 付)
- ナチス・ドイツの親衛隊将校アイヒマンは「100人の死は悲劇だが、100... (6/24 付)
- 「開」の字を分解すると、「閂(さん)」と「廾(きょう)」になる。もんが... (6/23 付)
- <われ等(ら)馬肉大いに喰(く)らひ笠沙雨>。戦時中の1943年6月、... (6/22 付)
- 「青梅雨」という言い回しがある。青葉をぬらして降る雨のことで「みどりが... (6/21 付)
- 近所の知人が体調を崩し、今月初めからしばらく入院することになった。自家... (6/20 付)
- 「ぼくのいちばんきらいな6月」。漫画「ドラえもん」の中で、のび太は嘆い... (6/19 付)
- 紀元前の中国で武名をとどろかせた韓信は若い頃、職もなく貧乏だった。ある... (6/18 付)
- 霧島山麓にある霧島市牧園の三体小学校体育館に、1台のグランドピアノがあ... (6/17 付)
- 総金箔(きんぱく)張りの中尊寺金色堂(岩手県平泉町)は足を踏み入れた途... (6/16 付)
- 小学6年の夏休み、鹿児島市から祖父母が住む南九州市川辺まで兄と自転車で... (6/15 付)
- 随分前のドラマの一場面が印象に残っている。血のつながっていないことにわ... (6/14 付)
- ショーウインドーで見かけた女性用の半袖ジャケットに「省エネルック」を思... (6/12 付)
- 遠い星から地球にやって来た巨人が、街で暴れる怪獣と戦う。ウルトラマンは... (6/11 付)
- ミヒャエル・エンデの児童文学「モモ」は、時間泥棒に奪われた時間を取り戻... (6/10 付)
- 「仏像は買ったが、小判までは買っていないから返す」「もう手放したものだ... (6/9 付)
- 今週放送の大河ドラマで、源頼朝が征夷大将軍に任じられた。鎌倉幕府の成立... (6/8 付)
- 毛沢東が率いた60年ほど前の中国で、スズメが姿を消したことがある。穀物... (6/7 付)
- 中国発祥の「遠交近攻」という言葉がある。遠くの国と仲良くした上で近くの... (6/6 付)
- 事件は畑で起きた。追い払うのに苦労していたアブラムシが全くいなくなった... (6/5 付)
- アジサイには「七変化」の別称がある。同じ品種でも根を張った土の成分次第... (6/4 付)