鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会

チーム支える

第66回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会は、2月16日幕を開ける。早春の薩摩・大隅路を5日間かけて走破する計53区間584キロのレース。チームカラーのたすきには郷土の誇りと躍進を胸に努力してきた選手、スタッフ、支援者らの思いがつまる。12チームを支える人々を紹介する。

[姶良]川添 謙一さん(33)/重ねた努力、仲間を鼓舞

チームメートと調整する川添謙一さん=霧島市国分の京セラグラウンド
 いつも力を振り絞り、気迫あふれる走りを見せる。中学、高校から駅伝を続ける実力者ぞろいの中で、社会人になり競技を始めた異色の選手。長い間ひたむきに練習を重ね、2015年にメンバー入りした。
 「みんなを引っ張る力があるわけじゃない。底辺の自分に負けていては駄目だよという思いがある」。出場5回目を迎える努力家は、控えめながらチームを鼓舞する存在だ。
 宮崎市で過ごした学生時代まで、バスケットボール部でならした。消防士として霧島市で働き始めた20歳の時、職場の陸上部に誘われ、駅伝に出合う。地域を挙げて盛り上がる県下一周を走るのが夢になった。
 簡単な挑戦ではなかった。24時間勤務を2日に1回こなし、出動要請があれば待ったなしの不規則な仕事。練習時間を自由に割くのは難しい。それでも言い訳することなく強豪チーム入りに挑み続け、7年目で憧れの舞台をつかんだ。
 「駅伝は生活の中心。2月を起点に1年が回っている」と言うほど大会にのめり込む。出場を重ねるごとに姶良の一員として走る誇りは増す一方、「チームに貢献できていない」と力不足を痛感するという。
 苦い思い出は、上り坂が続く区間を任された2年前。足が思うように動かなくなり、監察車からげきを飛ばすコーチ陣の声もやんだ。「掛ける言葉がなくなったんだと思う。アップダウンが激しい県下一周の本当の厳しさを知った」
 それ以来、坂道を意識する練習を積み、月に400キロを走り込む。昨年は区間賞に2秒差まで迫る2位に入った。ともに練習する機会が多い冷水秀也主将(31)は「走る姿で努力する大切さを感じさせてくれる選手。常に上を目指す姿勢は刺激になる」と語る。
 昨年のクリスマスに次女が生まれ、今年1月に家を建てた。守るべきものが増え「今年こそ区間賞を取って重要区間を担える選手になる」という決意を強くする。「結果を出すことが支えてくれる同僚や家族、チームへの恩返しになる」。胸に闘志を秘め、さらなる飛躍を誓う。
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出走予定者

日間・総合順位

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※レース当日の区間、総合順位は、公式記録確定後(午後6時ごろ)に掲載します。

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