2019/04/26 本紙掲載 

ゴールデンウィーク特集

 天皇の代替わりに伴い、異例の10連休となるゴールデンウイークが27日始まる。長い休みをどうやって過ごそうかと悩んでいる人もいるのでは。鹿児島県内の情報のほか、九州・沖縄各県のおすすめスポットやイベント情報を紹介する。
(協力・長崎新聞、佐賀新聞、大分合同新聞、熊本日日新聞、宮崎日日新聞、沖縄タイムス、共同通信)



宮  崎

■高千穂・天岩戸神社春季大祭  氏子150人 勇壮な御神幸

多くの見物客が見守る中、勇壮な神楽の舞などが奉納される天岩戸神社春季大祭=2018年5月3日
 天岩戸神社春季大祭は5月2、3日、高千穂町岩戸の同神社である。東西に本宮がある同神社では、春は西本宮、秋は東本宮の大祭を開催。寺尾野棒術や上村(かむら)臼太鼓、東岸寺(とうがんじ)鐘太鼓の各保存会、氏子ら約150人が勇壮な御神幸(ごしんこう)行列となり、参道を練り歩く。
 2日午前11時から神楽を奉納。3日午後2時、行列は東本宮を出発し、西本宮までの約500メートルを、棒術を披露したり掛け声を上げたりしながら進む。西本宮に到着後は、「手力(たぢから)」「鈿女(うずめ)」「戸取り」の神楽3番を奉納。見物客を前に、伝統の舞を披露する。
 2、3日とも地元特産品を取り扱う出店も並ぶ。
(宮崎日日新聞社高千穂支局・草野航)

 【メモ】天岩戸神社は高千穂バスセンターから車で10分。天岩戸開きの舞台とされる天安河原(あまのやすがわら)は、西本宮から徒歩10分。御神体の天岩戸への案内希望は、社務所で受け付ける。同神社=0982(74)8239

◆早馬まつり(三股町) 29日午前9時~午後3時、早馬公園。色とりどりの飾りを付けた馬が唄や太鼓に合わせて踊る「ジャンカン馬踊り」などを奉納する。町観光協会電話0986(52)9085




熊  本

■熊本市動植物園  120種700頭 待ってるよ

親子連れなど多くの入場者でにぎわう熊本市動植物園のカバ舎前=4月6日、同市東区
 3年前の熊本地震で甚大な被害を受け、長期休園を強いられた熊本市動植物園(同市東区健軍)。10カ月後に部分開園し、昨年12月にようやく全面開園した。リニューアル後初のゴールデンウイークで、子どもたちの歓声が響き渡りそうだ。
 江津湖畔にある同園は約120種700頭の動物と、約800種5万点の植物が楽しめる。ガラス越しに間近で見られる猛獣舎は迫力満点。「孫悟空」のモデルとされ、国内で唯一飼育されているキンシコウも人気者だ。
 恒例の「こどもまつり」は、音楽演奏やダンスなど多彩なステージイベントがある。ヤギやモルモットと触れ合えるコーナーは、子どもの笑顔が絶えない。
(熊本日日新聞社会部・前田晃志)

 【メモ】午前9時~午後5時(入場は午後4時半まで)。高校生以上300円、小中学生100円、幼児無料。土日祝日は駐車料200円。混雑するため公共交通機関がお薦め。熊本市動植物園=096(368)4416

◆水俣ローズフェスタ(水俣市) 29日~5月26日、エコパーク水俣バラ園で。800種4000株の色鮮やかなバラが咲き誇る。入場無料。みなまた観光物産協会=0966(63)2079






長  崎

■南島原・イルカウオッチング  300頭生息 高確率で遭遇

群れて泳ぐイルカの姿を楽しむ観光客=長崎県南島原市沖の早崎瀬戸
 島原半島南部にある南島原市加津佐町を出港し30分ほど沖へ。きらきらと輝く海面からイルカたちの頭が見えてきた。軽快なジャンプはご機嫌な証拠。乗船客から拍手と歓声が沸く。イルカとの触れ合いは心を穏やかにしてくれる。
 長崎大の調査によると、島原半島と熊本県天草市に挟まれた「早崎瀬戸」には約300頭が生息。多い時で100頭以上の群れと遭遇することもある。
 「かづさイルカウオッチング」代表の田中一平さん(39)は「高確率でイルカに会える。暖冬の影響で出産時期が例年より2カ月早まり、2月になった。赤ちゃんイルカもたくさん見られますよ」とPRする。
(長崎新聞前南島原支局長・板倉聖教)

 【メモ】3業者あり、長崎道諫早インターチェンジから約1時間20分。加津佐=0957(87)4640。口之津観光船企業組合=0957(86)4433。南有馬町の原城遊漁船組合=0957(85)3155

◆ハウステンボス(佐世保市) ドラえもんや、しまじろうのイベントを開く。27日と5月4日は「スペシャル大花火」があり、音楽に合わせ1万3000発が上がる。総合案内ナビダイヤル=0570(064)110




佐  賀

■有田・陶器市  多彩な焼き物がずらり

有田町の通りに約450店が軒を連ねる有田陶器市=2018年4月29日、有田町
 全国有数の焼き物市「第116回有田陶器市」は、29日~5月5日、有田町一帯で開かれる。JR上有田駅から有田駅まで約4キロのメイン通りなどに450店が軒を連ね、多彩な焼き物を並べる。
 伝統的な有田焼からモダンな食器やアクセサリーまで、幅広い層に対応した焼き物がそろうのが魅力。福袋など各商店会の目玉企画も見逃せない。器使いの参考になるテーブルコーディネートも各店で紹介している。
 焼き物以外にも百数十店が出店。「ご当地グルメフェア」や、窯元の座敷で楽しむ「陶彩弁当」は地元のグルメが味わえる。風情あるトンバイ塀の裏通りにはカフェを展開、癒やしの時間を過ごせる。
(佐賀新聞社有田支局・古賀真理子)

 【メモ】JR九州が臨時列車を運行。特急は上有田駅にも一部停車。駐車場は8300台以上。西九州道は波佐見有田ICが最寄り。有田商工会議所=0955(42)4111。ホームページ=http://www.arita―toukiichi.or.jp/

◆波戸岬海浜公園 玄界灘に沈む夕日が美しい波戸岬海浜公園。昨年、キャンプ場がリニューアルし、休日は予約が埋まる。近くの玄海海中展望台ではチヌなどの魚群が見られる。高校生以上560円。展望台=0955(82)5907






大  分

■高崎山自然動物園  野生ザル 間近で楽しむ



観光客でにぎわう高崎山自然動物園=3月27日、大分市
 大分市の高崎山自然動物園には、千匹を超えるニホンザルが生息。野生の姿を間近で楽しめる。
 毎年ゴールデンウイーク前後に、その年最初の赤ちゃんザルが生まれる。名前は公募し「ソダネ」「ピコ」などその年ならではのものが付けられる。
 一番人気は雌ザル「シャーロット」。2015年、英王室の王女にちなんで名付けられた。今ではすっかりお姉ちゃんだ。
 1日2回のイモの餌やりは見もの。一斉にサルが集まり争奪戦に。客の足の間を駆け抜けるサルもいる。
 昨年は二つある群れの勢力変化などで一群が寄せ場に来なくなり心配させたが、今年に入ってからは“皆勤”だ。
(大分合同新聞報道部・渡辺美加)

 【メモ】大分市中心部のJR大分駅から路線バスで25分。営業は午前8時半~午後5時。年中無休。高校生以上510円、市外の小中学生250円。問い合わせは高崎山自然動物園=097(532)5010

◆日本童話祭(玖珠町) 5月5日午前9時~午後4時、三島と河川敷の2会場。70回の節目を迎える。名物「ジャンボこいのぼり」の通り抜けや仮装パレードなどが楽しめる。実行委員会=0973(72)7151




福  岡

■志賀島  海風感じ サイクリング

福岡市東区の志賀島に向かう道をサイクリングする「シカシマサイクル」の女性店員
 福岡市東区の志賀島が、サイクリングの聖地として注目を集めている。九州本土とつながる道は、左右に博多湾と玄界灘が広がる絶景。島の外周は起伏が少ないため走りやすく、海風を感じながら心地よい汗が流せる。
 手軽に利用できるレンタル自転車もおすすめだ。島の玄関口にある「シカシマサイクル」では、クロスバイクなど約30台がそろう。店長の西村星七さん(32)は「春は気候が穏やかで最適な時期。海も青くきれいに見える」と話す。
 島を周回する道路は約10キロ。国宝の金印「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」の発見を記念した金印公園や志賀海(しかうみ)神社などの観光スポットに立ち寄っても、2時間ほどで1周できる。
(共同通信福岡編集部・山崎泰輔)

 【メモ】福岡都市高速道路の香椎浜出口から車で約30分。市営渡船では博多ふ頭から志賀島行き約30分。同店は旅客待合所から徒歩1分で、レンタル料金は3時間2000円から。電話050(3459)2956

◆民陶むら祭(東峰村) 小石原焼と高取焼の陶器市。小石原地区の約50窯元の作品が割引価格で購入できる。絵付け体験や小皿とおにぎりのセット販売も実施。5月3~5日。運営委、電話0946(74)2121






沖  縄

■石垣・アンパル体験  生き物の楽園 干潟観察

網にかかった魚のクロサギを手のひらに乗せて説明するガイド(左)と参加者=3月31日、石垣島西部のアンパル
 沖縄県の八重山諸島の一つ、石垣島西部の名蔵(なぐら)大橋の眼下に広がる「アンパル」。名蔵川と名蔵湾が交わる干潟で2005年11月、ラムサール条約に登録された。「アンパル体験」は地元の保護団体「守る会」が干潮時に開く観察会だ。
 干潟は生き物たちの楽園。足元には小さなカニや貝が隠れている。ガイドの谷崎樹生さん(64)は「宝探しのように楽しめる」と魅力を語る。
 河口を覆うマングローブ林は興奮を一層盛り上げる。密林はマングローブが年月をかけて土砂を蓄え根を張って拡大した。陸地化した木の間は格好の水路となり、観察会の参加者たちが歩いて渡るコースとなっている。
(沖縄タイムス八重山支局・粟国祥輔)

 【メモ】アンパル体験は1回2時間の観察会。生き物の動きが活発化する春から夏場を中心に年10回程度開かれる。参加費150円。夜の観察会もある。アンパルの自然を守る会=090(6785)8692

◆首里城公園(那覇市) 琉球王国の大奥だった「御内原(おうちばら)」エリアの公開が始まった。国王や王妃、女官たちの生活空間。有料区域の開館は午前8時半~午後7時。同公園=098(886)2020