鹿児島市在住の漫画家、山口悠(やまぐちゆう)さんの新連載「黒猫駅長と行く南九州鉄路の旅~ねこ鉄~」。“乗り鉄(乗って楽しむ鉄道ファン)”漫画家、山口さんが気になる鉄路を、絵とエッセーで紹介します。旅のお供は山口さんの作品に登場する「黒猫の駅長さん」。不思議な力をもつ「駅長さん」は、廃線になった過去の鉄路にもみなさんを誘います。

作者紹介

山口悠 やまぐち・ゆう 1979年、出水市出身。デビュー作は鹿児島と熊本の県境付近の架空の秘境駅「西大川駅」の黒猫駅長と少女のふれあいを描いた「黒猫の駅長さん」(竹書房、全3巻)。現在月刊まんがくらぶ(同)で「鉄道少女ふたり旅」を連載中。

作者インタビュー

乗りたくなる作品に


 -どんな連載にしたいですか


『ねこ鉄』を見てくれた人に『現地に行ってみよう』と思ってもらえたらうれしいです。車で行っていた所を、電車や列車を使ってくれたらいいですね

 -お気に入りの鉄路は


地方ローカル線に興味があり、JR指宿枕崎線の山川-枕崎間、吉松-都城間を走る吉都(きっと)線も好きです。乗客がまばらな雰囲気がいいのですが、路線維持を考えると、心配になります

 -鉄道が好きになったのはいつから


2歳ごろに見た終着駅の風景が記憶に残っています。車両や技術にも興味はありますが、やはり乗るのが楽しい。乗ってどこかへ行くのではなく、乗ることが目的という場合も。ただ、今は連載の取材のために鉄道に乗っていて、自分の趣味100%では乗れてないです

 -漫画家になったきっかけは


小学1年のころにはノートに漫画を落書きしてました。高校時代に大量に漫画を読み、高河(こうが)ゆんさんの作品に影響を受けました。社会人になってインターネットの漫画投稿サイトに作品を投稿したところ、出版社から連絡をもらい、デビューしました

 -どんな子どもでしたか


おとなしかったです。運動は不得意でしたが、地理は得意でした。なぜなら線路があれば日本地図がどこまでも頭に入ったから。漫画と鉄道と、少年時代に考えたことはやれているのかもしれませんね

 -オセモコ読者にメッセージを


すべて勉強、無駄はありません。遠回りに見えることにも意味はあるのです