時計 2021/04/21 10:05

「コロナ整形」増えている? マスクで隠せるほくろ除去、人と会わない在宅勤務も背景に

カウンセリングをする品川スキンクリニック鹿児島院の津嘉山雄院長=鹿児島市
カウンセリングをする品川スキンクリニック鹿児島院の津嘉山雄院長=鹿児島市
 「鹿児島でも“コロナ整形”は増えていますか」―。鹿児島市出身で東京に住む20代女性から、南日本新聞の「こちら373」にこんな声が寄せられた。新型コロナウイルス下でマスク生活が当たり前になり、在宅勤務の機会も増えた。東京では、手術後の腫れを他人に見られずに済むので好都合と美容整形をする人が増えているそうだ。鹿児島の事情はどうなのか調べてみた。

 「巣ごもり期間の今がチャンスだと思った」。一重まぶたがコンプレックスだったという鹿児島市の大学に通う女性(22)は昨年12月、同市内の美容整形外科で二重にする手術を受けた。大学が遠隔授業になったり、アルバイトが休みになったりしたことで、人と会う機会が減ったため、二重整形を検討していた友人3人と手術を受けた。「痛みはほとんどなく理想の目元になった。自信が持てて、毎日が楽しい」と明かす。

■横ばい

 同市の品川スキンクリニック鹿児島院と鹿児島三井中央クリニックにコロナ下の美容整形事情を尋ねると、「増えてもいないし、減ってもいない」という答えが返ってきた。

 人に会わずに済むと手術を受ける人もいれば、感染リスクを心配して受診を控える人もおり、全体では横ばいなのだという。ただ、マスクで隠れる部分のほくろの除去を希望する人は増えているらしい。

 鹿児島三井中央クリニックの広報担当者によると、例年、3月から4月上旬にかけて受診者が増え、若者の二重整形だけでも月に30~50件近くに上る。今年も3月は予約でいっぱいだった。

 新生活に向け「コンプレックスを解消したい」などの理由で決断する人が多い。「昔と比べ整形を隠さない人が増えた。友人や家族とカウンセリングを受けにくる人も多い」と明かす。

■トラブル注意

 美容整形のハードルが下がった一方で、トラブルも少なくない。会員制交流サイト(SNS)上では、傷痕が目立ったり、バランスが悪くなったりしたと後悔する投稿も多く見られる。
 鹿児島市の大学4年女性(21)は、夏休みに二重整形をした。費用は15万円程度。特にトラブルはなく、視野が狭い状態も改善された。「病院や先生を慎重に選び、要望をしっかりと伝えることが大事」とアドバイスする。

 品川スキンクリニックの津嘉山雄院長(37)は「整形は顔の大改造ではない。大きさやバランスを少し整えて元の顔の魅力を引き出すのが美容整形」と警鐘を鳴らし、「後戻りできない手術もある。丁寧にカウンセリングを重ねてほしい」と助言した。

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