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薩摩義士しのび「光の川」 2012年5月24日

2012年05月25日

南日本新聞 動画 http://373news.com/_mov/index.php
 宝暦治水の偉業をたたえる「薩摩義士頌徳(しょうとく)慰霊祭」の前夜祭が24日夜、鹿児島市平之町の平田公園であり、木曽、揖斐、長良の3川を紙灯籠2000個で表した「光の川」をつくって、義士たちの遺徳をしのんだ。
 灯籠は、毎年慰霊祭に訪れる岐阜県の人々に対し「交流の灯」として、近くの住民らが赤、白、黄、オレンジの4色を手作りしている。
 前夜祭では、治水工事の総奉行、平田靱負(ゆきえ)の9代目の子孫に当たる、平田靱久(ゆきひさ)さん(55)=大阪府吹田市=が宝暦治水の紙芝居を披露した。近くの山下小の児童や保護者らが、260年前の物語に耳を傾けた。
 平田さんは、治水工事の幕命が下った際の薩摩藩の評定の様子や難工事を成功させるため人柱となった藩士の逸話などを、手作りの紙芝居を繰りながら、情感たっぷりに語った。

(BGM:やまはたヒロシ)