原子力規制委、姶良カルデラ常時観測へ 21年度にも地震計など設置

(2019/01/08 13:00)
桜島(左上)と姶良カルデラのある鹿児島湾奥。写真下は霧島市=2018年8月
 火山の極めて大規模な「破局的噴火」が原子力発電所に及ぼす影響を評価するため、原子力規制委員会が2019年度、「姶良カルデラ」がある鹿児島湾の海底で、常時観測に向けた予備調査を行うことが7日分かった。21年度からの常時観測を目指しており、破局的噴火につながる過程などを調べ、原発の新規制基準への適合性審査に活用する狙いがある。規制委によると、海底の常時観測は国内で初めて。
 破局的噴火は、発生頻度は極めて低いが、火砕流で広範囲が壊滅状態となる。姶良カルデラでは2万5000年前から3万年ほど前に発生したとされる。国内で最後の破局的噴火は、三島村周辺の鬼界カルデラで発生した約7300年前で、科学的な観測データがなく詳細は分かっていない。
 九州電力川内原発(薩摩川内市)から姶良カルデラまで約40キロ。
 規制委によると、姶良カルデラが調査対象に選ばれたのは、活発に活動する桜島がカルデラ内にあり、他の地域より地殻変動を観測しやすいと予想されるためだ。
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