鹿児島市の直指庵住職・鎌田さん、平和祈り「原爆の火」継承

(2019/11/22 13:00)
広島原爆の残り火をともす「永平の灯火」と鎌田厚志さん=鹿児島市岡之原町の直指庵
 ローマ法王フランシスコ(82)が23日から日本を訪問する。宗教の垣根を越えて、鹿児島県内で来日を心待ちにしている人がいる。鹿児島市にある曹洞(そうとう)宗の寺「直指(じきし)庵」住職鎌田厚志さん(70)。広島原爆の残り火を受け継ぎ、毎年広島に原爆が落とされた8月6日にさまざまな宗教の仲間と共に教会や寺社を巡り、平和を祈る活動に取り組んでいる。法王の被爆地訪問で核廃絶の機運が高まることを願う。
 残り火は、福岡県八女市で「平和の火」として燃え続ける。法王は3月、バチカンで被爆者のサーロー節子さんらと面会した際、残り火を移したランプの火を吹き消すことで、核廃絶を願ったとされる。
 鎌田さんは、反戦のシンボルとして全国各地に分火されていることを知り、5年前に分けてもらった。寺の一角に立てた石塔の中でともし、「永平の灯火(ともしび)」と名付けた。「二度と原爆が落とされない世界にしていくには、より多くの人が平和への意識を持つことが大切。そのチャンスになる」と、世界的な影響力がある法王の来日に、期待を寄せる。
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