10万円給付 鹿児島県内41市町村は5月中開始

鹿児島市、伊仙町は来月
(2020/05/02 10:00)
 

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた全国民への一律10万円の給付金について、鹿児島県内では鹿児島市と伊仙町を除く41市町村が5月中の給付開始を見込んでいることが南日本新聞の取材で分かった。マイナンバーカードを使ったオンライン申請の受け付けは、12市町が1日から開始した。

 約30万世帯を対象とする鹿児島市は、申請書類の作成・発送作業や、世帯ごとの情報を抽出するシステム開発などに時間を要している。伊仙町は事務作業に当たる人員確保に手間取った。

 オンライン申請は「マイナポータル」というウェブサイト上で口座番号を入力する。5月中旬までに受け付けを始める市町村が大半だが、6市町はデータを取り込み不備を確認するシステム整備が済んでいないなどの理由で「準備中」とした。

 十島村は「マイナンバーカードが普及していない」とし、オンラインでは受け付けない。大和村は「できるだけ早く給付したい」と現金の手渡し給付を決め、申請書発送やオンライン申請は見送った。

 身分証明書や通帳のコピーをそろえるのが難しい高齢者向けに、垂水市やさつま町、錦江町などは職員が地区の公民館に出向き申請書を受け取る。龍郷町は職員が高齢者宅を回って手続きを手伝い、書類を回収することも検討している。

 市町村には給付時期や申請方法に関する電話での問い合わせが相次いでおり、担当部署は対応に追われている。薩摩川内市は8日以降、回線を5倍に増やし、対応を強化する。出水市や曽於市、徳之島町は相談窓口を設ける。