鹿児島市がPCRセンター設置

新型コロナ 保健所通さずに検査可能
(2020/05/16 09:00)
 鹿児島市と同市医師会は15日、新型コロナウイルス検査のPCRセンターを設置、運営を開始したと発表した。検査に必要な検体採取を専門に行う。同市のほとんどの医療機関が保健所の判断を仰がずに検査できるようになった。

 市医師会が運営し、同会加入の526医療機関が利用できる。医師が患者の症状や病歴などから検査が必要と判断すれば、センターで検体をとってもらう。場所は非公表。検査代は公費負担で結果は保健所にすべて報告する。1日10人程度の採取を想定している。

 通常、PCR検査を受けるには、保健所に設置してある帰国者・接触者相談センターに連絡をして、紹介された帰国者・接触者外来(鹿児島市内には13カ所)で検体を採取する。帰国者・接触者外来以外の医療機関が検査が必要だと診断した場合でも、保健所に判断を仰ぐ必要があった。

 センター方式にすることで、検体採取時に起こりやすい院内感染リスクを減らせるメリットもある。
 市医師会の上ノ町仁会長は「保健所に連絡しても検査できないことがあったと聞く。センターの設置で、医師も患者も安心して検査できる」と話した。