鹿児島国体の今秋開催困難 延期可能かが焦点

県「中止だけは避けたい」
(2020/05/20 08:30)
オンラインで会談したスポーツ庁の鈴木大地長官(左)と三反園訓知事=18日、鹿児島県庁
 今年10月に開催予定の第75回国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)と、第20回全国障害者スポーツ大会(燃ゆる感動かごしま大会)が、新型コロナウイルス感染症の影響で、今秋開催が困難な情勢になった。今後は「中止だけは避けたい」とする県の意向に沿って、延期を軸にした調整が可能かが焦点になる。

 国体の全日程が中止になった例はなく、災害時を除き延期や中止の規定もない。このため県と日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会、スポーツ庁の4者は、4月から開催の可否について実務レベルの協議を重ねてきた。

 三反園訓知事と3組織トップのウェブ会談では、両大会の予選会の多くが延期・中止になっている現状を確認。開催に伴う数十万人の移動が感染を誘引することへの懸念、すべての関係者の安全確保を前提とするなどの点で一致した。

 一方で、日本スポ協などは「鹿児島県が(2009年に誘致検討を始めて以来)両大会の成功のため長年努力してきたことを重く受け止める」と強調。4者が協力し、可能な限り早く判断することも確認している。