「おいしく救世主(めしあ)がれ」 厨二病ラーメン予約発売中 イシマル食品

(2020/05/22 06:30)
イシマル食品が開発した「厨二病ラーメン」。5555円のセット(12食入り)にはホログラムで光る「魔法陣」ランチョンマット(下)が付く
 製麺業のイシマル食品(鹿児島市)が、クラウドファンディング(CF)で予約販売する「厨二病ラーメン」が好調だ。受け付けから1週間で、購入申し込みは目標額の4倍超。鹿児島ラーメンの即席麺を、異世界の雰囲気たっぷりのパッケージに包む。「突き抜けた面白さ」でネット直販強化を狙った同社は「想像以上の反応。鹿児島の味を広めるきっかけになれば」と期待する。

 「厨二病(ちゅうにびょう)」とはネット用語で、中学2年の頃の思春期にありがちな超自然的な力や異世界へのあこがれを意味する。

 そんな世界観に沿って、同社の豚骨、マグロ、黒さつま鶏のラーメンを、それぞれ「豚骨のテーゼ味」「魔法陣味」「不死鳥味」と設定。包装裏の作り方や成分表示に、「救世主」の英語「メシア」から「おいしい救世主(めしあ)がり方」など物語に出てきそうな言葉をちりばめる。

 同社は3年前にホームページをリニューアルしたものの、ネット販売は伸び悩んでいた。「厨二病ラーメン」は、全国での知名度を上げるためコンサルティング会社から提案された。

 購入型CFサイト「Makuake」で15日、募集期間1カ月で30万円を目標にスタート。申し込みは21日現在で、133万円(達成率444%)を超えた。担当する松田淳専務(55)は「それまで厨二病という言葉すら知らなかった。不安もあったが、若い世代を中心に関心を持ってもらえているようだ」と話す。

 3食セット1444円(税・送料込み)から。商品発送は6月15日のCF終了後になる。7月以降、自社サイトでも発売を予定している。