感染症患者報告数が減少 「コロナ対策が徹底された結果」

(2020/05/23 06:30)
 鹿児島県内で感染性胃腸炎や咽頭結膜熱(プール熱)などの患者報告数が過去2年と比べ減少している。専門家は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って感染症対策が徹底された結果とみている。

 県が22日に公表した第20週(11~17日)の感染症情報によると、定点当たり報告数は2018年、19年の同週比べ、主にノロウイルスに起因する感染性胃腸炎が3.7人で、18年9.7人、19年8.44人を下回った。子どもに多く風邪の症状に似たA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1.04人(18年3.07人、19年1.89人)、喉の痛みや結膜炎などを伴う咽頭結膜熱は0.68人(18年1.33人、19年1.02)だった。15~19週の定点報告数と比較しても、ほぼ全ての週で18、19年を下回った。

 18、19年の20週時点で流行発生警報が発令された手足口病も定点当たり報告数が0.17人で、基準値の5人を大きく下回った。

 鹿児島大学病院感染制御部の川村英樹副部長は「学校の休校措置、マスク着用、手指消毒の徹底が有効だったと思われる」と話し、「いつ第2波、第3波が来てもいいように、対策を続けてほしい」と呼び掛けた。