鹿児島県、国体1年延期を要望

スポ庁など4者の調整が本格化
(2020/05/23 08:45)
国体の開催に向け整備が最終段階に入った鴨池公園=鹿児島市
 10月に開催予定の第75回国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)と、第20回全国障害者スポーツ大会(燃ゆる感動かごしま大会)の開催可否を巡る協議で、鹿児島県が1年延期を要望していることが22日分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で今秋の開催は困難な情勢。スポーツ庁や日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会は県の意向を軸に調整を本格化する。

 鹿児島県は10年余りにわたって開催準備を進めてきたことや選手強化、県内経済への影響を最小限にとどめたいとの考えから、1年延期を提案したとみられる。県関係者は「コロナ禍という異例の事態であることを広く理解してもらい、代替案を検討してほしい」と話した。

 国体は基準要項で「毎年開催し、都道府県持ち回りとする」とされ、2021年の三重、22年栃木は正式決定済み。さらに23年佐賀から29年島根までと33年鳥取の開催が固まっている。延期には今後の開催自治体などとの調整が必要となる。

 三重県によると、鈴木英敬知事は20日の会見で「今後開催する県とも相談しながら、全体としてよい方法を考えることが大事。延期にはいろんな方法があるが、1年順送りするパターンは難しい」と話した。

 三反園訓知事は15、18日、関係する各団体のトップと個別にオンライン会談。「10月に安全な中で開催するのは難しいとの認識で一致した」と明らかにしている。22日も実務者レベルで協議を重ねた。6月中に開催の可否を判断する予定。

〈ズーム〉鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会
 鹿児島国体は10月3~13日(水泳など会期前は9月12~20日)に、正式37競技や特別競技(高校野球)が予定されている。鹿児島での開催は1972年の太陽国体以来、48年ぶり2度目。全国障害者スポーツ大会は鹿児島では初めての開催で10月24~26日の予定。