富山薬品が次亜塩素水を無償配布 西千石町の本社前で

(2020/05/28 22:00)
富山薬品工業が無償配布する次亜塩素酸水をペットボトルに入れる市民=鹿児島市西千石町
 鹿児島市西千石町の富山(とみやま)薬品工業が、水道水や塩酸を電気分解した消毒用の次亜塩素酸水を本社前で無償配布している。宣伝していないが口コミで広がり、市民の間で評判になっている。

 同社は老舗の化学薬品卸会社。新型コロナウイルスで消毒液の品不足が続く中、富山大士社長(47)が「薬品を扱う会社として社会の役に立ちたい」と、自社で製造する次亜塩素酸水を4月末から配布した。

 平日午前11時から午後4時まで、ポリタンクを五つ配置。1人2リットルまでで、使用法や注意点を記したプリントも配っている。転売はできない。

 22日にペットボトル持参で訪れた70代の女性=武2丁目=は「知人から聞いて来た。消毒液が手に入りにくいのでありがたい」と笑顔だった。

 消毒液不足が解消されるまで続ける予定。営業課の有川慶信さん(31)は「子どもさんを連れた家族が喜ぶ姿を見るとうれしい」と話した。