仕上げは金粉!「伊佐米膳」弁当で活路 コロナ禍で売り上げ減の飲食事業者

(2020/06/01 20:00)
地元食材をふんだんに使い、各店で工夫を凝らす伊佐米膳の弁当
 伊佐市産の食材を盛り込んだ「伊佐米膳」の弁当が登場する。伊佐米膳は、「米の街」の目玉にしようと、市内の飲食事業者らが店内メニューとして開発。春から本格的に売り込む予定だったが、新型コロナウイルスの影響で予約はほぼキャンセルに。テークアウトなど新たな生活様式が注目される中、選択肢を増やして認知度のアップを図る。

 伊佐米膳は釜で1人分ずつ炊く米がメイン。1月から5店で提供を始め、春の観光・歓送迎会シーズンへ期待は高まったが、新型コロナにより各店とも売り上げは落ち込んだ。客足の回復は当分見込めず、弁当に力を入れることにした。

 弁当では炊きたては難しいが、店主らは「冷めてもおいしい伊佐米をPRするチャンス」と前向き。おかずは9品以上そろえ、伊佐米膳と同様に、日本一の菱刈金山にちなんで金粉を振る。

 5店が提供を予定。6月上旬までに出そろい、販売を始める。税込み1500~2500円。新型コロナで飲食店がテークアウトに乗り出した分、既存の弁当店の経営に影響が出ているとして、価格はあえて高めに設定した。

 販売を前に、提供店と市、市観光特産協会は5月26日、大口ふれあいセンターで意見交換会を開いた。古民家キッチンWith(同市大口原田)の神田庸子さん(44)は「見た目が華やかで、ふたを開けた瞬間に驚きのある弁当にしたい」と意気込みを語った。
 弁当は要予約。同協会=0995(29)5013
伊佐米膳の弁当について話し合う飲食店主ら=伊佐市大口ふれあいセンター