自転車大会、仮想空間で 垂水・徳田さん主催 小中生らネット対戦

(2020/06/10 20:00)
実際にペダルをこいで参加するオンラインレース=鹿屋市の「鹿児島FunRide鹿屋店」
 大隅半島を拠点に自転車教室を開くプロサイクリスト徳田鍛造さん(28)=垂水市柊原=が、全国の小中学生競技者を対象にオンラインレース会を開いている。新型コロナウイルスの影響でチーム練習や大会が開けない中、「同年代で交流できる場。やる気の維持に役立てて」と呼び掛けている。

 仮想空間でサイクリングやランニングを楽しめるアプリ「Zwift(ズウィフト)」を利用。自転車の後輪の車軸を専用機器に接続し、ペダルを踏むと回転数が伝わり、画面上のコースを走ることができる。活動の場を失っている子どもたちにトレーニング機会を提供しようと、5月17日から「鍛造塾選手権」と銘打って開催する。

 3回目となる27日夜は、県内を含む九州や関東、関西の小学2年~中学3年25人がエントリー。世界選手権が開かれた米国のコース画面で、一斉に14キロのレースに挑んだ。大会の様子は、徳田さんが勤務する鹿屋市の自転車店から動画サイト「ユーチューブ」で実況配信。25分ほどでゴールした優勝者には、地元商店が提供した特産の焼き芋が贈られた。

 弟と一緒に参加した鹿児島市春山小6年の佐藤康雄(やすかつ)君は「今は全然練習できていない。普段会えない全国の人と一緒に走れるのがとても楽しい」。徳田さんは「いつ外で走れる状況になるか分からない。この期間にペダルを踏んでおけば、屋外での実践練習にスムーズに移れる」と期待する。

 レースは6月中旬まで、毎週水曜日と日曜日の夜に開く予定。エントリーは無料だが、各自で「Zwift」への登録が必要。徳田さん=080(2771)8075

タブレット端末でレースを見ながらユーチューブで実況する徳田鍛造さん=鹿屋市の自転車ショップ「鹿児島FunRide鹿屋店」