コロナ県内11人目、4月20日以来確認 鹿児島市の40代男性感染 県外訪問履歴なし、同僚ら46人検査

(2020/06/13 08:45)
鹿児島市内4人目の新型コロナ感染者を発表する泉尾護保健所長=12日午後9時すぎ、鹿児島市役所
 鹿児島市は12日、同市在住の40代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。軽症で、同日夕、県内の感染症指定医療機関に入院した。男性自身は感染源に心当たりがなく、市は13日以降、男性のほか濃厚接触者ら46人にPCR検査や聞き取り調査をする。県内の感染者確認は4月20日以来で11人目、同市では4人目。

 市によると、男性は9日から軽度のだるさがあり、10日夕に38.2度の発熱があった。同日まで市内の職場へ出勤。11日は仕事を休み、保健所に連絡して市内の帰国者・接触者外来を受診した。PCR検査を受け、12日に陽性と判明した。同日夕は体温が37度に下がり、だるさも軽減したという。

 感染経路について、男性は「分からない」と話しており、県外への訪問はない。県外から来た人との接触は不明という。判明している立ち寄り先は職場のほか、6月上旬に友人2人と会食した市内の飲食店。市は男性の職種を明らかにしていないが、重症化のリスクが高い高齢者や不特定多数と接触する機会は少ないとしている。

 濃厚接触者は同居家族4人、会食した友人の計6人。職場の同僚は40人で、ほとんどが仕事中にマスクを着用しており、体調不良を訴えている人はいないという。この46人について、市は13日以降、県外との往来や県外者との接触、他に接触者がないかなどを調べる。

 現時点で感染経路が分かっていないことについて、市保健所の吉住嘉代子参事は「感染者1人が確認された段階であり、市中感染とは考えていない。疫学調査で感染経路を特定したい」と話した。市は13日午後、市役所で対策本部会議を開く。