屋久島保全協力金横領 町、弁済撤回の元職員を提訴へ

(2020/06/17 09:05)
南日本新聞ニュース
 屋久島登山の環境保全協力金などの横領問題で、屋久島町と弁済することで合意していた屋久島山岳部保全利用協議会の元職員について、同町は16日、未弁済金の支払いを求める民事訴訟を起こす方針を明らかにした。元職員側が合意の撤回を申し出たためとしている。

 同日あった町議会一般質問で答えた。

 町によると、元職員と毎月10万円を返済していくことで合意し、3月議会は「訴え提起前の和解申し立て」を議決した。その後3月下旬、元職員側から内容証明郵便で合意の撤回の申し出があり、提訴する必要が生じたと説明している。

 一般質問した真辺真紀議員は、元職員から許可を得て撤回理由の内容を公表。内容は「荒木耕治町長が旅費精算に関する問題で刑事告発されたことを知り、町長が辞職すると思っていた。この状況では提示された和解案を受け入れられない」としている。

 横領総額は約3320万円で、元職員は2月末までに計1306万円を弁済しているという。