「さあ前を向こう」筆先にこめた仲間への励まし 樟南高・書道部、

(2020/06/30 06:30)
校内揮毫大会で仕上げた作品を展示する書道部員たち=鹿児島市の樟南高校
 鹿児島市の樟南高校書道部が、新型コロナウイルスの影響で夏の地区大会などが中止になった仲間への思いを込めた書道展を開催中だ。7月10日まで同校玄関で一般公開している(平日午前9時~午後5時)。

 3年生にとって最後になる地区高校揮毫(きごう)大会が、今年はコロナ禍で中止になった。そこで、前部長の3年小畑友紀子さんは「同じように区切りの大会をなくした同級生を書で励ましたい」と書道部による校内揮毫大会を提案。6月20日、1~3年11人で校内大会を開催した。

 個々の作品のほか、3年生5人は文面を練り上げ、縦90センチ、横120センチの作品を完成させた。

 <いつか大切な思い出になることを信じて 人生はこれから さあ前を向こう>

 楷書、行書、草書、隷書、篆(てん)書の5書体を織り交ぜた躍動感あふれる書が、会場を彩る。

 3年山口さくらさんは「(制作を通じ)書の魅力をあらためて感じることができた。進学後も続けたい」。

 副顧問の久木田舞子教諭(31)は「学業と両立させてよく頑張ってきた。今後の日常にも活動が必ず生きてくる」と部員たちにエールを送った。