レジ袋有料化スタート 目立つマイバッグ 鹿児島県内

(2020/07/01 23:30)
持参したエコバッグに商品を入れる買い物客=鹿児島市の城山ストアー高見馬場店
持参したエコバッグに商品を入れる買い物客=鹿児島市の城山ストアー高見馬場店
 レジ袋の有料化を全国の小売店に義務付ける制度が1日、始まった。使い捨てになるプラスチックごみを減らし、海洋汚染など環境への影響を抑えるのが目的。鹿児島県内のスーパーやコンビニでは、有料化を知った買い物客が多く、マイバッグ持参が目立った。

 鹿児島市西千石町の城山ストアー高見馬場店は、レジ袋の大きさごとに3円と5円で販売した。こぼれやすいみそ汁などは有料化の対象外となった持ち手のない袋で包んで対応した。

 同市の主婦長田敦子さん(38)は持参した三つのバッグに商品を詰め、刺し身は自宅から持ってきたレジ袋に入れた。「有料化が始まるのは知っていたので、しっかり準備してきた。生ものは車でクーラーバッグに移し替える」と話した。

 大隅半島を中心にスーパー7店を展開するフレッシュミネサキ(鹿屋市)はレジ袋のサイズごとに2、3、5円で販売。売り場をのぞいた峯崎美千代社長(59)は「お客さんの意識が高く、マイバッグを持っている人が多かった」と語った。

 鹿児島市のファミリーマート真砂本町店は、袋の大きさを問わず3円とした。バッグなどを持っていない客には、店員が有料になったことを説明。飲み物や弁当類を手に持って帰る人も多く、萩原巧店長(31)は「袋はいらない、という人が7~8割程度に急増した」と驚いていた。

 家族経営の店からは戸惑いの声も。同市の八百屋や鮮魚店の店主は「なじみのお客さんに袋代をくださいとは言えず、自腹を切るか、商品価格に転嫁するしかない。おつりも増える」とこぼした。

 有料化に合わせ、エコバッグを販売する店が増え、同市中町の雑貨店「コルテーヌ」は6月に150点仕入れ、約130点が売れたという。

 有料化の対象は、持ち手のついたプラスチック製袋。植物由来の素材を使った袋などは有料化を義務付けられていない。