鹿児島市交通局跡、整備進む エネルギーセンター完成、病院は21年初め開院

(2020/07/03 12:15)
鹿児島市高麗町の交通局跡地に整備が進む「キラメキテラス」のイメージ図(南国殖産提供)
鹿児島市高麗町の交通局跡地に整備が進む「キラメキテラス」のイメージ図(南国殖産提供)
 鹿児島市高麗町の市交通局跡地(約2万5000平方メートル)で、複合施設「キラメキテラス」の整備が進んでいる。1日には、敷地内の2病院とホテル、サービス棟に電気と熱を供給するエネルギーセンターが完成した。病院は2021年初めに開院、ホテルとサービス棟は同年春以降に順次着工する予定だ。

 施設は、南国殖産を代表者とする共同事業体が整備を進める。約500台を収容する駐車場は6月末で完成。公益社団法人昭和会(同)が運営する今給黎総合病院は来年1月、医療法人玉昌会(同)の高田病院は同2月に新築移転を予定する。

 南国殖産が米ホテルチェーンと計画する「シェラトン鹿児島ホテル」は21年春に着工、23年春の開業を目指す。商業施設やオフィスが入るサービス棟は、当初の10階建てから6階建てに変更。分譲マンションとともに、21年に工事に取りかかる見通しという。

 エネルギーセンターは、東京ガスエンジニアリング(東京)と南国殖産のグループ会社・九州エナジー(鹿児島市)が共同で運営する。都市ガスを燃料に発電し、同時に発生する熱エネルギーを空調や給湯などに利用するガスコージェネレーションシステムで、発電量は2機で約1600キロワット。天候や施設の利用状況で変動する需要に合わせて自動制御し、省エネを図る。

 4施設の使用電力4割をカバーする計画。地震に強い中圧ガス管を使うため停電時も発電を継続でき、病院やホテルの災害時の事業継続計画強化につながると期待される。