商品券に応援メッセージ、飲食店「励みに」 いちき串木野市

(2020/07/03 20:00)
メッセージが記された商品券を手にするいちき串木野市職員
メッセージが記された商品券を手にするいちき串木野市職員
 「コロナに負けずに頑張って」。いちき串木野市が新型コロナウイルス対策で6月1日から始めた「食のまち応援商品券」のメッセージ欄に、多くの市民が応援の言葉を書き込んでいる。商品券は飲食店の利用を促す経済支援が目的だが、受け取った店からは「精神的にも助けられた」と感謝の声が上がっている。

 商品券は市内の飲食店で使え、市民を対象に1枚1000円分を500円で販売した。裏面には応援メッセージを書く欄を設けた。市水産商工課によると、発券した10万枚は完売。25日現在、約2万枚が換金され、うち約300枚にメッセージが書かれていた。
メッセージが書かれた「食のまち応援商品券」
メッセージが書かれた「食のまち応援商品券」


 市内4店舗でまぐろラーメンやとんかつを提供する「みその」には、「久しぶりの外食、やっぱりおいしい」「これからも串木野の食を支えて」といったコメントが寄せられた。勘場明会長(69)は「4、5月は売り上げが激減し、廃業も脳裏に浮かんだ。メッセージを読んで、何とか頑張ろうと気持ちを持ち直せた」と語る。

 「和風れすとらん和楽路」では商品券の発券後、ランチの売り上げが例年並みに回復している。同店の山下斉子さん(36)は「客足が戻り、温かい声援ももらえて従業員みんなの元気が出た」。

 商品券のデザインに携わった同課の船蔵直人主事(28)は「まだまだ収束が見通せない。経済面と精神面両方で市民が助け合える取り組みを今後も考えたい」と話した。