出水・針原土石流災害から23年 献花式に40人、防災対策の充実誓う

(2020/07/10 23:00)
犠牲者の冥福を祈る住民ら=出水市境町の針原川災害復興記念公園
犠牲者の冥福を祈る住民ら=出水市境町の針原川災害復興記念公園
 21人が犠牲になった出水市針原地区の土石流災害発生から23年を迎えた10日、現地の針原川災害復興記念公園で献花式があった。住民や行政関係者ら約40人が冥福を祈り、犠牲者を出さない防災対策の充実を誓った。

 参列者の密集を防ぐため、今年は市と針原自治会共催の慰霊式を中止。代わりに、市が出席の呼び掛けを最小限にとどめた献花式を開いた。

 椎木伸一市長は「この災害を忘れることなく、安心安全なまちづくりを進めなければならない」とあいさつ。自治会の山崎昌和会長(76)は県内外で相次ぐ豪雨災害に触れ、「大変心配している。二度と犠牲者を出さないよう防災意識が高まってほしい」と話した。

 針原の土石流災害は1997年7月10日午前1時ごろ発生。大雨で崩れた大量の土砂が集落になだれ込んだ。