種子島特産品販売の古市商店22日閉店 コロナ影響、市民ら惜しむ

(2020/07/15 22:00)
種子島の特産品を販売する古市商店の支店=鹿児島市金生町のなや通り
種子島の特産品を販売する古市商店の支店=鹿児島市金生町のなや通り
 鹿児島市金生町の納屋通りで、安納芋やさつま揚げなど種子島の特産品を扱い市民に親しまれた店舗が、22日で閉店する。新型コロナウイルスの影響で通りから客足が遠のき、回復が見込めないためだ。

 店舗は西之表市に本店がある古市商店の支店。代表の古市光徳さん(78)が「にぎわいのある天文館に島の産品を」と3年近く営業していた吉野町の店を閉じ、2012年4月、納屋通りに移した。安納芋ブームに乗じ全国発送も手掛け、県外のファンも多かった。

 支店を任されてきた従業員の宮脇裕子さん(69)=同市柳町=によると、以前は中国人など外国人観光客にも焼き芋などが人気だったという。コロナ禍で「人の往来が本当に少なくなった」と嘆く。

 常連の三島チエ子さん(82)=泉町=は、「トビウオを100%使ったつけ揚げは、これこそ本物という味でおいしい。閉店は悲しい」と再開を願う。古市さんは「天文館は家賃も高く、先行きが見通せない。今回は手を引くしかない」と話した。