夏休み短縮の鹿児島県内28市町村 学校給食9割が実施 子どもの健康維持、保護者の負担軽減

(2020/07/22 10:10)
休校期間中、学校で準備された給食を食べる十島村口之島小中学校の子どもたち=4月
休校期間中、学校で準備された給食を食べる十島村口之島小中学校の子どもたち=4月
 新型コロナウイルスによる休校で不足した授業時間を確保するため、鹿児島県内で小中学校の夏休みを短縮する28市町村のうち、9割に当たる25市町村が登校期間中に給食を実施することが南日本新聞社の調べで分かった。実施自治体の教育委員会は「午後まで授業がある」のほか、「子どもの健康保持」「保護者の負担軽減」を理由に挙げる。

 短縮する自治体のほとんどが授業は7月末までで、時数は市町村や学校によってそれぞれ。午前中のみもある。給食なしは鹿児島、日置、指宿の3市。

 長期の休校期間中、「栄養バランスの取れた給食を食べる機会を失った」「食事を作る負担が増え、家計が圧迫された」などの声があった。こうした状況から、実施に踏み切った自治体が目立つ。

 「子どもたちの健康のため」とするのは奄美市。「給食がないと、食事を取れない子どもが出てくるのではないか」という地域の心配も受け止めた。

 薩摩川内市は3時間授業だが、「暑さに負けないよう食べてもらう」。授業時間は学校の裁量に任せる鹿屋市や霧島市も「健康維持と保護者の負担軽減のため必ず出す」とする。曽於市、さつま町、錦江町なども共働きの保護者が多いことを考慮した。

 志布志市や南さつま市などは終業式の日も提供。期間中の給食費を無償にする自治体もある。

 実施しない3市の理由はいずれも「午前中授業のため」。鹿児島市は「授業は3時間で昼前に終わることなどを総合的に判断した」、日置市は「熱中症予防など考慮し、早めに下校してもらう」としている。