鹿児島市の介護事業所、県内2例目クラスター認定 職員、利用者ら計9人感染確認

(2020/07/24 09:00)
鹿児島市天文館で発生したクラスターの収束状況について説明する市保健所の吉住嘉代子参事(左)=同市役所
鹿児島市天文館で発生したクラスターの収束状況について説明する市保健所の吉住嘉代子参事(左)=同市役所
 鹿児島市は23日、18~21日に新型コロナウイルス感染を確認した9人について、クラスター(感染者集団)と認定した。うち3人が同じ介護事業所を利用している。感染経路は調査中。県内でのクラスター発生は、同市天文館のショーパブ「NEW おだまLee男爵」に続き2例目。

 新たに認定したのは、同じデイサービスに通う80代女性1人、90代女性2人とそれぞれの家族4人、介護職員2人。このうち90代女性1人は9~13日に神奈川県から来た家族と接触した。この家族は90代女性の感染を受けて神奈川で検査し、陽性だった。鹿児島市は「これ以上の広がりはない」と判断しているが、警戒を続ける。事業所名については「収まっている」との理由で公表していない。

 さらに、市はショーパブで発生したクラスターの分析結果を報告した。

 市内のクラスター関連の感染者77人は多くが若年層で、半数が無症状だった。6月13~29日に同店を訪れた客は379人。同店は県外からの客が約4割で「県外客から店のスタッフを介して利用客に感染が広がった」とみている。感染拡大の要因は、マスク着用や店内の換気が不十分で、客やスタッフが店内に密集していたことを挙げた。

 7月13日以降はクラスター関連の感染者がなく「収束に向かっている」と判断した。関連するPCR検査件数は214件、2~15日の保健所への相談件数は989件だった。市保健所の吉住嘉代子参事は「店の利用者の多くが調査に応じるなど全面的に協力してくれ、感染拡大を押さえ込むことができた」と話した。

 市は今後、県と連携して市外の感染者についても調査、分析を続ける。