新型コロナ 与論の感染者29人に うち24人を島外搬送 国のクラスター対策班が島内入り 鹿児島県内で3人重症

(2020/07/26 07:00)
鹿児島県内の感染者状況を説明する地頭所恵・県くらし保健福祉部長=25日、県庁
鹿児島県内の感染者状況を説明する地頭所恵・県くらし保健福祉部長=25日、県庁
 鹿児島県と鹿児島市は25日、計8人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。6人は感染が拡大している与論町の住民で、同町在住者の感染は計29人になった。鹿児島市の2人のうち1人も与論の感染者と接触していた。

 県内の感染者の累計は211人。県によると、3人が重症でうち2人は24日から25日にかけて症状が悪化し人工呼吸器を使用中。もう1人は集中治療室に入っている。県は3人の居住地や年代などを公表していない。

 与論の感染者の関係や広がりは病院関連と飲食店での会食者関連に大別されており、クラスター(感染者集団)の可能性があるとして25日、厚生労働省の対策班が現地入りした。

 与論町の29人は島内の医療体制を維持するため、24人が島外に搬送され、5人が自宅待機している。

 県や鹿児島市によると、新たに感染が分かった与論町の6人のうち、10代男女2人と60代女性は24日発表の40代女性の親族。この4人は17~22日に島外に滞在しており、接触者の検査で鹿児島市の70代女性の感染が判明した。

 与論の残り3人のうち、40代女性は与論徳洲会病院の医療従事者。30代男女2人の症状や行動歴などは調査中。

 鹿児島市で確認された別の1人は20代女性で、24日に公表された指宿市の20代男性の接触者。

 日本郵政は25日、名瀬郵便局与論集配センターの社員の感染を発表した。同センターでは2人目。

 鹿児島市は7月4~12日に感染を公表した20~60代の男女6人について、感染経路を特定できなかったと結論づけた。同市の経路不明者は計8人となった。

 県内では24日時点で54人が医療機関に入院し、4人が宿泊施設に入所。5人が自宅待機している。7月以降の退院・退所は129人。