10万円給付 鹿児島県内は98.3%支給済み 2自治体は100%

(2020/07/31 10:45)
返送された特別定額給付金の郵送申請書(画像は一部加工してあります)
返送された特別定額給付金の郵送申請書(画像は一部加工してあります)
 国民に1人10万円を配る特別定額給付金は、4月30日の事業開始から3カ月が経った。鹿児島県内の給付率は98.3%(7月29日時点)、対象となる81万3159世帯のうち79万8946世帯で給付を終えた。金額ベースでは予定額1623億5600万円のうち、98.9%の1606億4千万円が支給済み。

 県市町村課によると、世帯数ベースの給付率は全43市町村で9割を超え、最も低い自治体でも97.2%。100%に達している自治体が二つある。

 鹿屋市、宇検村、天城町、知名町の31日を皮切りに、各市町村は8月末までに申請期限を迎える。市町村課は早めの申請を促す。

 8月11日が期限の志布志市は、7月上旬に催促文書を送付、28日にも再度送った。ただ約100世帯は申請がないまま。7月中旬に職員が未申請世帯を訪問予定だったが、市内で新型コロナウイルス感染が相次いだため中止。ホームページや行政告知放送などで周知を図る。担当者は「欲しいのに受け取れなかったという人が出ないよう、最後の1週間で何かできないか検討中」と語る。

 給付開始・送金時期が市町村の裁量に任されたため、自治体間競争になってしまったとの指摘もある。薩摩川内市は申請から3週間以内の給付を目標に、約50人態勢で書類審査や入力作業に当たった。予定通り進んだものの、人口規模の小さい周辺市町より給付が遅く、多い日は800件の苦情が寄せられた。

 霧島市の担当者は「1日でも早くと各自治体が相当無理をした。国は制度設計を明確にした上で給付時期も全国一律にしてほしかった」と振り返った。