鹿児島国体2023年開催を塩田知事要請 佐賀知事「全力で調整」 内定大会1年延期念頭に

(2020/08/01 13:30)
会談する塩田康一知事(右)と佐賀県の山口祥義知事=31日、佐賀県庁
会談する塩田康一知事(右)と佐賀県の山口祥義知事=31日、佐賀県庁
 延期になった第75回国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)と第20回全国障害者スポーツ大会(燃ゆる感動かごしま大会)を巡り、塩田康一知事は31日、2023年の開催が内定している佐賀県を訪れて山口祥義知事と会談し、鹿児島で23年に開催することへの協力を求めた。山口知事は「簡単な問題ではないが、真摯(しんし)に受け止める」と応じ、佐賀大会を24年に1年延期することを念頭に県内の調整を進める考えを示した。

 佐賀県庁での会談後、両知事はそれぞれ報道陣の質問に答えた。山口知事は「競技団体や県民、県議会に理解を得て何とか解決策を見いだしたい。全力を尽くして調整する」と述べた。8月中旬までに佐賀県の方針を示す考え。両県のほか、日本スポーツ協会、スポーツ庁、日本障がい者スポーツ協会なども含め協議を加速する。

 国体の名称は23年に「国民スポーツ大会(国スポ)」へ変更予定で、佐賀県は「最初の国スポ」を掲げて準備を進めてきた。山口知事は「譲れない一線」と強調。塩田知事は「(24年が佐賀開催になれば)佐賀を第1回の国スポとするよう一緒にお願いしたい」と連携する意向を示した。

 塩田知事は31日午後、鹿児島県庁でも報道陣に応じた。23年開催を要請した理由として、県内の関係者に早期開催を望む声があることや新型コロナウイルス感染拡大の影響を挙げ、「鹿児島でしっかり開催できる時期を考慮した」と話した。

 また24年開催が内定している滋賀県の三日月大造知事に30日、電話で佐賀への要請内容を伝えたとして、「来週、ウェブ会議で協議したい」と述べた。

●歴史的な絆に期待
 塩田康一・鹿児島県知事 鹿児島、佐賀は歴史的な絆と交流がある。そうした関係性などを総合的に考えてお願いした。できるだけ早い開催となれば、5~6年ではなく2~3年先だろう。佐賀のみなさんの思いも理解しているが、山口知事の調整に期待したい。

●極力早く方針出す
 山口祥義・佐賀県知事 10年もの準備がコロナですべて失われてしまうことは、九州の盟友として切ない。鹿児島だけが厳しい仕打ちを受けることがあっていいだろうか。結論が長引くと、携わる関係者みんながつらい。極力早く方針を出したい。