時計 2020/08/05 16:30

ロケット打ち上げ、軌道投入せよ! プログラミング教材を開発、小学校に出前授業 種子島宇宙センター

ロケットを軌道に導くプログラミング教材に取り組む児童=西之表市現和
ロケットを軌道に導くプログラミング教材に取り組む児童=西之表市現和
 南種子町の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターで広報を担当する小島浩道さん(25)が、ロケットの打ち上げ制御を題材にしたプログラミング教材を開発した。同センターが種子島の小学校で行う出前授業で7月から使われている。

 プログラミング教育は本年度、小学校で必修化された。小島さんは昨年、島内の教育関係者から「児童への教え方に試行錯誤している」と聞き、子どもたちにも身近なロケット打ち上げを教材にすることにした。

 昨年11月から開発。本物のロケット打ち上げもプログラミングを活用しており、構成はお手の物。プログラミングソフト「Scratch」(スクラッチ)で約30の指令を組み合わせ、放物線を描くようにロケットを打ち上げ、軌道に投入する制御を疑似体験できるようにした。

 7月17日、西之表市の現和小学校5、6年生を対象にした出前授業でお披露目された。児童20人はプログラミングに挑戦。成功や失敗に一喜一憂しながら指令室の気分を味わった。

 6年の長田千尋さんは「これから実物の打ち上げを見る時の見方が変わってくると思う」。小島さんは「楽しんでくれたようでよかった。教材を通し、ロケットや宇宙により深い関心を抱いてもらえたらうれしい」と話した。

 教材はJAXA宇宙教育センターのホームページで公開している。