新型コロナ 指宿・病院クラスターさらに拡大計42人に うち死者2人は高齢の入院患者 16日発表、鹿児島県内累計323人 

(2020/08/17 08:50)
指宿市の病院で発生したクラスターについて記者会見する県くらし保健福祉部の地頭所恵部長=16日午後6時すぎ、鹿児島県庁
指宿市の病院で発生したクラスターについて記者会見する県くらし保健福祉部の地頭所恵部長=16日午後6時すぎ、鹿児島県庁
 鹿児島県は16日、新型コロナウイルスの感染者を新たに27人確認したと発表した。全員が指宿市の指宿さがら病院で発生したクラスター(感染者集団)関連で、このうち2人が死亡、感染者は計42人に拡大した。県は15日、医師1人と看護師3人を同院に派遣し、感染状況の確認やゾーニングの指導にあたらせている。

 県内の累計感染者は323人、死者は6人となった。
 新たに確認された感染者は、10代〜90代の男女で、23人が指宿市、2人が鹿児島市在住。18人が指宿市や鹿児島市の医療機関に入院、2人が鹿児島市の宿泊施設に入所、5人が自宅待機している。同院で発生したクラスターの内訳は、病院職員が15人、入院患者22人、同院の通所施設利用者1人、感染者の親族4人。

 死亡した2人は、いずれも65歳以上の高齢者で、同院の入院患者。1人は14日に死亡し、その後、陽性が判明した。もう1人の死因は新型コロナウイルスによるもので、15日に陽性が判明し、翌日亡くなった。県は「遺族の意向があった」として、2人の具体的な年齢や性別、死因などについて明らかにしなかった。

 同院関連では、これまで外来患者などを含め320人近くの検査を終え、50〜60人の検査を進めている。

 7月1日以降の感染者は312人。8月16日現在で重症者は2人、中等症は8人。15日時点で29人が医療機関に入院中、8人が宿泊施設に滞在している。退院・退所は245人。
クラスターが発生し、外来などを停止している指宿さがら病院=15日、指宿市湯の浜1丁目
クラスターが発生し、外来などを停止している指宿さがら病院=15日、指宿市湯の浜1丁目