時計 2020/08/24 13:00

カブトムシ113匹育てたよ! 友人30人にお裾分け「送られてくる画像励み」 鹿児島・加世田小4年

自宅でカブトムシを育てる鮫島堅柔君=南さつま市加世田川畑
自宅でカブトムシを育てる鮫島堅柔君=南さつま市加世田川畑
 南さつま市の加世田小学校4年の鮫島堅柔(けんや)君(9)がカブトムシを幼虫から育て、この夏、113匹の成虫を誕生させた。大切に管理した日々の努力が実った。友人らに分け、飼育箱では次の世代が育つ。来年も多くの成虫に出合えるよう、小さな命を温かい目で見守っている。

 幼少の頃から昆虫が大好きな堅柔君。夏を迎えると採集に夢中になる。昨年はカブトムシのオスを5匹、メスを3匹捕獲した。腐葉土などの養分を含む育成マットで飼育。秋には寿命を全うしたが、産卵しふ化していたらしく、11月ごろ幼虫168匹を確認した。

 順調に卵がかえるよう目を凝らし四六時中観察。マットを入れ替えたり、乾燥防止に霧吹きで給水したりして環境の保持に努めた。今年6月には113匹がさなぎになった。父親の市職員、謙一郎さん(51)は「命の貴さを肌で感じるいい機会になる」。

 堅柔君はこれまでに96匹を友人約30人へ分けた。個体の元気な姿を写して送られてくる画像データが励み。「みんな大事に育ててくれるのでうれしい。来年は成虫の数をもっと増やしたい」と話し、3代目となる幼虫や卵の飼育に熱を注いでいる。