時計 2020/09/02 16:00

高齢者施設クラスター2カ所 食事、入浴時に感染の可能性 鹿児島市が報告書【新型コロナ】

鹿児島市役所
鹿児島市役所
 7~8月に鹿児島市内の高齢者施設2カ所で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)について、鹿児島市は9月1日までに報告書をまとめた。利用者が集まって食事をする際に座席の間隔が不十分で、入浴時は利用者も介助の職員もマスクを着けていなかったことが感染拡大につながった可能性があると指摘した。

 市保健予防課によると、7月18~20日に発生したクラスターは9人(うち利用者3人)、7月29日~8月4日に発生したクラスターは15人(同9人)で、感染した利用者は80~90代。県ホームページによると、現在もそれぞれ2人、7人が入院している。

 2施設ともマスク着用や手指消毒など標準的な予防策はとっていた。同課は「高齢者は短期間で重症化しやすい」「基礎疾患を持っている人ほど重症化しやすい」と説明したが、具体的な症例には言及していない。施設名や死者数なども公表していない。

 同課は「高齢者施設では感染予防策と認知機能維持、孤立防止などとのバランスが課題」としている。