時計 2020/09/05 23:45

最強台風 奄美に接近、100歳の母とホテルに身寄せ 避難所はコロナ心配…「被害、最小に」 鹿児島県内

次々とホテルにチェックインする地元住民ら=奄美市名瀬長浜町
次々とホテルにチェックインする地元住民ら=奄美市名瀬長浜町
 台風10号と新型コロナウイルスへの警戒で、鹿児島県内では5日、ホテルに自主避難する住民も目立った。

 奄美市名瀬長浜町のホテルビッグマリン奄美は5日、高齢者や子どもを連れた人たちが続々とチェックインした。同市名瀬久里町の60代男性は妻と義母(100)と宿泊する。自宅は築60年以上。義母を「3密」の懸念がある避難所に連れて行くのにも不安を感じた。「何とか最小限の被害にとどまってほしい」

 全83室は6日まで満室で8割以上が島内在住者。向井純一社長(43)は「こんなに多くの地元住民が泊まるのは初めて。警戒の強さを感じる」と話した。

 霧島市のホテル京セラも6日は全て埋まる。「新型コロナでホテルを選ぶ人が多いのではないか。責任は重大」と福永健一社長(62)。タンクに水2日分を確保し、食材を多めに仕入れるなど備える。同市のアパホテル鹿児島国分は3日から予約の電話が鳴りっぱなし。「鹿児島にいる両親のため」と県外からの申し込みもあった。

 JR鹿児島中央駅近くのホテルユニオン(43室)は5日、既に満室となっている6日の宿泊問い合わせが相次いだ。天文館のホテルニューニシノも6日は全90室が予約済み。西野友季子社長(49)は「職員は宿泊待機し、自家発電設備も再点検した。お客さまに安心して過ごしてもらえるよう力を尽くす」と語った。