時計 2020/09/06 00:00

カップ麺、飲料水 台風に備え客の列…でも陳列棚は空っぽ 鹿児島県内の商業施設

ほとんど売り切れ状態のパン売り場=鹿児島市のフレッシュフィールドなりざわ中山店
ほとんど売り切れ状態のパン売り場=鹿児島市のフレッシュフィールドなりざわ中山店
 鹿児島県内のスーパーや商業施設は5日、台風10号に備えた防災用品や食料品を求める客が相次いだ。ガソリンスタンドは給油待ちの車が並んだ。

 鹿児島市のホームセンター「ハンズマン宇宿店」では開店前から約30人が列を作った。再入荷した養生テープに加え、ガムテープ類も完売。ガラス飛散防止フィルムやポリタンク、カセットコンロ、懐中電灯も品切れとなり、八木稔店長(47)は「3日以降、混雑が続き、入荷が追いつかない」と語った。

 鹿児島市のスーパー「フレッシュフィールドなりざわ中山店」では2リットル入りの水やパン、カップラーメンの棚が昼過ぎにほぼ空に。

 成沢洋社長(58)は「水は1家族2本までの制限をかけたが、夜まで持たない」。鹿児島市の主婦錨美智子さん(72)は「8・6水害で断水を経験したので、水が買えてよかった。台風がどれほどの勢いなのか心配」と不安げだった。

 鹿屋市のガソリンスタンド「Misumi鹿屋札元SS」は給油待ちの車が一時20台近く並んだ。同市串良の鮫島新一さん(65)は「停電の時に困らないよう満杯にした」と話した。鶴田直人店長(46)は「台風でここまで客が増えることはなかった」と困惑した。