新型コロナ 感染者漸増「ステージ2」 鹿児島県、警戒基準を初判断

(2020/09/10 08:55)
新型コロナウイルス感染者の発生を発表する鹿児島県の担当者=9日、県庁
新型コロナウイルス感染者の発生を発表する鹿児島県の担当者=9日、県庁
 鹿児島県は9日、県内の新型コロナウイルス感染の現状について、感染者が漸増している「ステージ2」と判断した。休業協力や移動自粛などの要請を検討する「ステージ3」の一つ手前で、医療提供体制に負荷が蓄積する段階を指す。8月に設定した「感染拡大の警戒基準」による初めての判断。9月6日時点の数値を基にした。

 警戒基準は感染者の増加などに応じ、ステージ1(散発的発生)、2(漸増)、3(急増)、4(爆発的拡大)の4段階。2以下に数値基準はない。社会的影響が大きい3以上は、病床占有率やPCR検査陽性率など6指標を基に判断する。

 県健康増進課によると、5指標がステージ3の基準を下回り、「直近1週間の感染経路不明者の割合」という指標がステージ3の基準(50%以上)を上回る90%だった。医療の逼迫(ひっぱく)を示す病床占有率が10%を超えていることや、療養者39人中20人が70歳以上で「県内の感染者は重症化リスクがある高齢者が多い」との専門家の指摘もあり、ステージ2とした。

 ステージは指標の動向や専門家の意見を踏まえ総合的に判断する。定期的な見直しはなく、健康増進課は「状況を注視し、変化の兆候があれば素早く対応する」と説明した。
【関連表】感染拡大の警戒基準
【関連表】感染拡大の警戒基準