市川・増元さん、拉致解決へ「適任者」 被害者家族が菅新総裁に期待

(2020/09/15 09:30)
市川修一さんと増元るみ子さんの等身大パネルを置いて情報提供を呼び掛ける警察官ら=8月、日置市吹上
市川修一さんと増元るみ子さんの等身大パネルを置いて情報提供を呼び掛ける警察官ら=8月、日置市吹上
 自民党の新総裁に菅義偉官房長官が選出された14日、鹿児島関係の拉致被害者家族からは、拉致問題担当相を兼務してきた菅新総裁の誕生に「候補者の中で最適任者」と歓迎し、早期解決に期待を寄せた。

 1978(昭和53)年に日置市吹上浜で拉致された市川修一さん=当時(23)=の兄健一さん(75)=鹿屋市=は4年ほど前、「あらゆるチャンスをものにして解決に取り組む」と直接声を掛けられたことがあった。

 控えめな口調ながら「芯の強さを感じ、信頼に足る政治家と思った。これまでの経験を生かし、引き続き最重要課題として取り組んでほしい」と話す。

 修一さんとともに拉致された増元るみ子さん=当時(24)=の弟照明さん(64)=東京都=も「3候補の中で拉致問題を一番知っている」と評価。北朝鮮友好団体への圧力強化をはじめ「北朝鮮に強い怒りを示すべきだ」と注文を付ける。

 一方で「最も拉致問題を知る安倍政権で前進がなかったため過度に期待しない」とも語り、自分たちにできることをとことんやっていきたいと述べた。
「コロナ禍で拉致問題の風化が心配」と訴える市川健一さん=8月、鹿屋市輝北
「コロナ禍で拉致問題の風化が心配」と訴える市川健一さん=8月、鹿屋市輝北
「拉致の教訓は何か考えてほしい」と語る増元照明さん=8月、東京・中央区
「拉致の教訓は何か考えてほしい」と語る増元照明さん=8月、東京・中央区