〈馬毛島問題〉島沖調査同意 種子島漁協組合長「詳細知るのに必要」

(2020/09/15 12:30)
記者会見に応じる種子島漁協の浦添孫三郎組合長=14日、西之表市西町
記者会見に応じる種子島漁協の浦添孫三郎組合長=14日、西之表市西町
 西之表市馬毛島の自衛隊基地建設と米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画に絡み、防衛省が予定する海上ボーリング調査に一転同意した種子島漁協の浦添孫三郎組合長は14日、西之表市で会見した。同省から8月に示された施設配置案では漁業への影響が分からないとして、「詳細計画を示してもらうために調査を認める必要がある」と判断理由を述べた。

 浦添組合長は「同意したのはボーリング調査の実施だけ。施設計画全体については従来通り、総会に諮るという方針に変わりない」と話した。

 3日開いた理事会では、出席した理事6人全員の賛成で同意を決めた。9日に同意書を同省に提出したことに関しては「理事会後、各理事が担当地区の組合員に報告し賛同を得られた」と述べた。

 調査の受け入れ保留を決めた5月以降、同省から数回にわたり調査実施を求めるアプローチがあったことも明らかにした。

 西之表など一部地区の組合員が事前の打診がない同意に反発。同意書の撤回を求める抗議文提出の動きがあることについては「理事会で判断したことに何ら問題はない。同意書の撤回もしない」と強調した。
【関連図】馬毛島の海上ボーリング予定場所
【関連図】馬毛島の海上ボーリング予定場所