時計 2020/09/15 20:00

弥五郎3兄弟勢ぞろい 手彫り面を曽於市に寄贈 大隅・久木崎さん

久木崎誠一さん(左)が寄贈した弥五郎面。左から都城、曽於、日南のもの=曽於市役所
久木崎誠一さん(左)が寄贈した弥五郎面。左から都城、曽於、日南のもの=曽於市役所
 木彫りを趣味にしている曽於市大隅町岩川の久木崎誠一さん(79)が、曽於、都城、日南に伝わる伝説の巨人・弥五郎3兄弟の面を曽於市に寄贈した。いずれも本物そっくりの迫力ある出来栄え。当面は市役所末吉本庁のロビーに展示されている。

 寄贈されたのは、岩川八幡神社、的野正八幡宮(都城市山之口町)の「弥五郎どん」、田ノ上八幡神社(日南市飫肥)の「弥五郎様」の面。伝説では、都城が長男、曽於が次男、日南が三男とされている。

 久木崎さんは6年前から趣味で弥五郎面を作るようになり、写真などの資料を基に大小さまざまな面を手作りしてきた。寄贈した3面はクス、ケセン、カシをそれぞれ彫り上げたもので、彩色も自ら手掛けた。

 弥五郎どん保存会名誉会長を務める五位塚剛曽於市長が6月に知り合い、寄贈を依頼。三つの面は8月下旬、市役所に届いた。

 弥五郎面はロビー展示後、場所を末吉総合センターに移して飾られる予定。「木彫りは生きがい。最近はフクロウをよく彫っている」という久木崎さんは「精魂込めて作った弥五郎面をたくさんの人に見てもらえるのは幸せ」と話している。