時計 2020/09/18 20:00

和泊小のガジュマル復活 台風で倒れたシンボル 卒業生ら有志が作業

ガジュマルの植え直し作業を見守る児童=和泊町の和泊小学校(同校提供)
ガジュマルの植え直し作業を見守る児童=和泊町の和泊小学校(同校提供)
 沖永良部島の和泊小学校(和泊町)の校庭のガジュマルが、台風10号の強風で根元から倒れた。校区で長年親しまれてきたシンボルツリーを残そうと、卒業生ら有志約30人が重機などで植え直した。作業を見守った児童らは「残せてよかった」「また木で遊びたい」と喜んでいる。

 島では5日夜から6日昼すぎにかけて強風に見舞われ、同日午前7時39分に最大瞬間風速26.7メートルを記録。倒木は日置正斉教頭(54)が6日朝、根をむき出しに横たわっているのを見つけた。

 同校によると、正面玄関前に50年以上前に植えられた2本があり、高さはともに7メートルほど。枝を重ね合って成長しており、子どもたちが木登りをする遊び場になっていた。倒れたのは西側の1本。学校に木を残してほしいとの声が届き、PTAと学校側が協議。卒業生や住民の手を借りて元に戻すことにした。

 12日に半日がかりで作業。折れた枝などを切り落として重機で起こし、倒れないよう支柱を立てた。根付くまでは立ち入れないようにする。

 1977年に島に甚大な被害を及ぼした沖永良部台風などもしのいできた大木。卒業生の和秀一さん(56)は「鬼ごっこをして遊んだ思い出の木なので修復されてよかった。子どもたちが遊ぶ姿を早く見たい」と話した。