時計 2020/09/26 06:30

喜界の白ゴマ、台風10号で被害 生産量、当初見込みから半減か

台風被害を免れた白ゴマをハウス内で乾燥させる農家=喜界町荒木
台風被害を免れた白ゴマをハウス内で乾燥させる農家=喜界町荒木
 日本一の生産量を誇る喜界町の白ゴマが、9月上旬の台風10号被害で打撃を受けている。収穫の最盛期に当たる時期に風害や塩害が広がり、生産量は当初見込みの5割以下にとどまりそうだ。

 町農業振興課によると、町内の栽培農家は約250戸、面積約150ヘクタール。県本土の加工業者などに出荷し、1キロ当たり3200円程度で取引される。農家にとっては、収穫が冬に限られるサトウキビに代わる収入源となっている。

 生産量は2019年が42トン、台風に襲われた18年は20トンだった。今年は順調に育ち90トン近くを見込んだものの、暴風で茎が折れたり塩害で枯れたりし、40トン程度に落ち込むとみられる。被害額は約1億6000万円。同課は「豊作を期待していただけに農家も肩を落としている」と説明する。

 1.6ヘクタールで栽培する荒木の益田豊一さん(48)は約600キロと見込んだ収穫が、約240キロに減る見通し。「被害を避けられたゴマの品質は上々。前を向いて出荷準備を進めたい」と話した。