時計 2020/09/27 13:00

海老原喜之助没後50年 独特の色彩、タッチ…画業の軌跡50点 鹿児島市・長島美術館 11月23日まで

「春」(手前)など、年代ごとに油彩が展示された海老原喜之助の回顧展=鹿児島市の長島美術館
「春」(手前)など、年代ごとに油彩が展示された海老原喜之助の回顧展=鹿児島市の長島美術館
 鹿児島市の画家、海老原喜之助(1904~70年)の没後50年に合わせた回顧展「油彩、水彩、デッサン…描きつづけた日々」が同市の長島美術館で開かれている。独特の色彩と力強いタッチで描かれた作品約50点で、海老原の画業を振り返る。11月23日まで。

 児玉、三宅両美術館と連携し5月に始まった、リレー式展覧会のトリを飾る。「エビハラ・ブルー」が鮮やかな「北極」(1932年)をはじめ、パリ留学前から晩年までの油彩を年代ごとに展示。「春」(60年)は、冷たい冬から花咲く季節への移り変わりを、人物を交えて色鮮やかに描いた。

 実際に使っていたデッサン帳や筆、パレット、イーゼルといった私物も並ぶ。田中雄樹学芸員(35)は「デッサンも一切手を抜かずに描いている。顔をよく見ると二人の人物で構成されているなど、ユニークなものも多いので、細部まで鑑賞してほしい」と話す。

 一般千円、高大生800円、小中生400円、65歳以上500円。毎週日曜午後2時からは、学芸員による解説会がある。