時計 2020/09/29 20:00

「泥の中で輝いていた」 白いスッポン捕まえた! 鹿屋高・阿多さん

「ゾウスケ」と名付けたスッポンをかわいがる阿多陽平さん=鹿屋市の鹿屋高校
「ゾウスケ」と名付けたスッポンをかわいがる阿多陽平さん=鹿屋市の鹿屋高校
 鹿屋高校2年の阿多陽平さんが、鹿屋市内の池で、白いスッポンの赤ちゃん1匹を捕まえた。突然変異の「アルビノ」とみられ、小学生の頃からの憧れの存在。「珍しいので多くの人に見てほしい」と、県立博物館(鹿児島市)への寄贈を希望している。

 体長5センチほど。目は赤く、甲羅は黄みがかっている。昆虫採集や標本作りが趣味の阿多さんが19日、鹿屋市串良の中山池公園であった小学生向けの水生昆虫観察会を手伝った際、網ですくった泥の中に見つけた。

 高校の理科教諭をする親戚を通じて県立博物館に確認したところ、メラニンが欠乏したアルビノ個体の可能性が高いという。

 小学生の頃、アルビノのスッポンの捕獲を報じる全国ニュースに触発され、1年ほど自宅近くの川で毎日探した。それだけに発見の感激はひとしお。「泥の中で輝いて見えた。興奮で頭が真っ白になった」と振り返る。

 県立博物館に寄贈を打診しており、動物担当の上舞哲也学芸主任(49)は「ナマズやカエルのアルビノは展示したことがあるが、スッポンはおそらくない」。長い鼻から「ゾウスケ」と名付けて自宅で餌を与えている阿多さんは「離れるのは少し寂しいが、長生きして大きく育った姿を見たい」と話している。