時計 2020/10/15 22:00

繭玉白く輝き収穫間近に 指宿市の紬工房で生産

繭の様子をチェックする上原達也さん=指宿市東方の「いぶすき紬」
繭の様子をチェックする上原達也さん=指宿市東方の「いぶすき紬」
 指宿市東方の紬工房「いぶすき紬」で、繭の生産が始まった。15日、ハウス内には「まぶし」と呼ばれる繭床が並び、カイコが吐き出す糸がきれいな形の玉となって白い輝きを放っている。

 工芸作家の上原達也さん(54)が着物や帯を作るため毎年育てている。9月下旬から作業を始め、桑の葉で大きく育った約2万5000匹のカイコが今月10日ごろから糸を吐き始めた。天井からぶら下げるまぶしは、縦3センチ、横4センチの繭床が格子状に156個並ぶ。一つ一つの繭床にだ円形の繭玉がきれいに収まり、宝石箱のよう。

 来週から収穫して糸を作る予定で、40キロの収穫を見込む。上原さんは「天候にも恵まれて例年にない順調な生育だったので仕上がりが楽しみ」と話した。